ジュエリー春日の日記

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宝石 偽物の見分け方~オパール編~

世界では様々な宝石が天然ではなく合成やイミテーションで作られています。
当然、天然モノでない宝石は価値が下がってしまうので、本物かどうか事前に見分けたいものです。
そこでこの記事では、宝石の知識がない一般人でも簡単に分かるオパールの偽物の見分け方をご紹介します。

~もくじ~
①本物のオパール
②偽物1「ダブレット
③偽物2「トリプレット」
④偽物3「オーパライト」
⑤偽物4「ギルソンオパール
⑥まとめ

①本物のオパール

本物のオパールは自然界が生み出した高価で希少価値の高い宝石です。
本物の価値の高いオパールは小さいものでも10,000円ほどで流通しており、特にオーストラリア産とメキシコ産のオパールは価格が高いです。
近年流通しているエチオピアオパールは安価で購入できますが、変色しやすいため取り扱いに注意が必要です。

②偽物1「ダブレット

ダブレットとは、「ダブル」が語源のオパールで、黒いプラスチックと薄い天然オパールを張り合わせた模造石です。
普通の天然オパールに比べて薄いものを使用するため、価値が暴落します。
中には天然オパールを使用せずガラスなどの模造石を使っている場合もあります。

③偽物2「トリプレット」

トリプレットとは「トリプル」が語源のオパールで、黒いプラスチックと透明のガラスの間に薄い板上の天然オパールがサンドイッチされた模造石です。
黒いプラスチックをオニキス、透明のガラスをクオーツ(水晶)で作っているものもありますが、オニキスとクオーツは安価のため、原価はプラスチックやガラスと同じくらいです。

ダブレットに比べてさらにオパールが薄いので、価値はほぼありません。

ダブレットやトリプレットは横から見ると貼り合わせが見えるのですが、わざと貼り合わせ部分を隠してジュエリーとして販売されていることも多いです。

ダブレットやトリプレットが悪いわけでは決してないです。

しかし偽物と知らずに法外な価格で購入するお客さんが多いので、近年では世界的に問題視されています

④偽物3「オーパライト」

こちらはオパールを似せて人工的に作られたものです。
オーパライト」「オパライト」と呼ばれる場合もあれば、「シンセティックオパール」「合成オパール」と呼ばれる場合もあります。
価格はビー玉と同じくらいで購入できます。

⑤偽物4「ギルソンオパール

フランスのギルソン社が開発した人工オパールです。
本物そっくりで完成度が高いため、価格もダブレットやトリプレットよりも高くなります。
しかし天然石ではなく人工石なので、
「ギルソン社のオパールです」
と言われたら模造石だと理解しましょう。
ギルソン社が悪意をもって偽物を販売することは絶対にありません。
しかし、ギルソンオパールを模造石だと知らずに買い付けした店舗が
「天然オパール」として販売することがあります。
売り手も買い手もきちんとした知識を持って購入することをおすすめいたします。

⑥まとめ
宝石の偽物は残念ながら市場に多く流通しています。

何度もお伝えするようですが、販売する際に事実が消費者に分かりやすく明記して売られている場合は問題ありません。

偽ったり、わざと分かりにくく表記し販売されていることが問題なのです。

今回ご紹介したような見分け方も参考にはして頂きたいですが、素人が画像や店先で簡単に確かめられる方法ばかりではありません。

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