ジュエリー春日の日記

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【徹底解説】8月誕生石 ペリドット ~暗闇に光をもたらす"太陽の石"~

8月誕生石 ペリドット

みなさん、こんにちは。
ジュエリー春日の解説担当です。

 

今日から8月の始まり、暑い暑い夏が続きますが体調など崩されていませんか?

本日は8月の誕生石、暗闇に光をもたらす”太陽の石”として古来から愛されてきたペリドットについて解説していきます。

 

【もくじ】

 

パワーストーンとしてのペリドット

 

黄緑色の宝石の代表、ペリドット
地中深くのマントルや隕石中に発見されることもある神秘的な宝石です。
オリーブグリーンに輝き「太陽の石」とも呼ばれています。

ペリドットはネガティブなエネルギーを取り除き、
ポジティブなエネルギーをもたらしてくれると言われています。
夜に輝きを放つとされるペリドットは、暗闇への恐怖や妄想を吹き飛ばし、
ネガティブなエネルギーから身を守るお守りとしても、活躍してくれます。

怒りや悲しみなどマイナスな感情におちいりやすい人などには心を癒し、
明るく前向きに生きていけるようサポートし、夢を実現させてくれるといわれています。
夢を実現させる途中に自信をなくしたり意気消沈してしまったとき、この石をアクセサリーとして身につけると、心が明るくなり向上心を復活させてくれるパワーがあります。

 

鉱物情報

 

鉱物名: かんらん石

宝石名:ペリドット

化学組成: (MgFe)2SiO4

屈折率: 1.65~1.69

複屈折: 0.035~0.038

比重: 3.34

モース硬度: 6.5から7

 

宝石学としてのペリドット

ペリドットは黄緑〜緑〜茶色の色合いがありますが、
写真のような緑色のものが品質が高いとされています。

溶岩や隕石の中または地球深くのマントルで見つかる宝石で、古代エジプト人が紅海の島であるザバルガッドでペリドットを採鉱しました。

 エジプト人が「太陽の宝石」と呼んだこの宝石は、今日でもその安らかな黄緑色の色相と長い歴史のために珍重されています。 

地質学的にペリドットマントルから岩石が表面に押し上げられたときに発生する海底の広がりに関連すると考えられています。
めったにないことですが、ペリドットは地球に落ちてきた隕石に含まれているという、地球以外の発生源である可能性もあり、この場合は宝石としての価値が跳ね上がります。

 

ペリドットの色の範囲は狭く、ブラウン~グリーン〜イエローです。 
イエローがかったグリーンは、宝石の中で見られる最も一般的なペリドットカラーで、鉱物に含まれている鉄およびマグネシウム
その魅力的な黄色がかった緑色を引き起こしています。 

 

処理石について

ペリドットは基本的に加熱処理などはされない宝石のため、「非加熱」と記載されているものが多く流通しています。

石の質が悪い場合(特にパワーストーン)は強度を上げるために含浸処理をされたり、色を美しく発色するために着色処理を施す場合があります。

その場合は宝石としての価値は下がることが一般的ですので、信頼できる宝飾店から購入することをお勧めします。

 

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いかがでしたか?

なにか質問などがございましたら、お気軽にコメントくださいね♪

ではまた。

 

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参考サイト:GIA/星の種


解説:NANA(なな)
近畿大学文芸学部芸術学科卒業、西洋美術史専攻、学芸員資格保有
イタリア・フィレンツェで美術史研究のため1年間留学し、現在は「ジュエリー春日」および「アートジュエリー美術館」の運営に携わり、美術解説・宝石学解説を行う。

 

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